
DX本部 システム開発第一事業部 マネージャー
一人でつくる開発からチームでものづくりへ
大学では情報工学を専攻し、数理最適化のアルゴリズム研究に没頭していました。タクシーの配車ルートを効率化する計算式を組み立て、シミュレーションと評価を繰り返す毎日でした。プログラミング自体は面白く、大学院にも進んだのですが、一人で考え、一人で完結させる研究のサイクルに、次第に限界を感じるようになったんです。「もっと誰かと協力して、切磋琢磨しながら大きなものを作りたい」という想いが強まり、チーム開発ができる環境を求めて就職活動を始めました。
テコテックを選んだのは、BtoC、BtoBのプロダクト開発をどちらも行っている点に惹かれたからです。私自身、好奇心が旺盛なタイプなので、一つのサービスに縛られず、多様な技術や案件に触れられる方が飽きずに続けられそうだと感じました。
また、面接での肩肘張らない雰囲気だったことも決め手の一つです。3人の面接官が和気あいあいと楽しそうに話している姿を見て、「ここなら自分を飾らず、素の状態で働けそうだな」と直感しました。実際に入社してみて、スーツ着用などの堅苦しいルールもなく、やるべきことに集中できる環境と裁量の大きさは面接時に抱いた印象通りでしたね。

先輩から指導された経験が糧に。技術の基礎と「伝える」大切さを学ぶ
入社直後は、2ヶ月の外部研修を経て、Web会議システムのフロントエンド開発プロジェクトに配属されました。Vue.jsを使っての実装でしたが、実は当初、あまり覚えが良い方ではなく、先輩には何度も厳しくご指導いただきました。将来を見据えて抽象的な概念まで教えようとしてくださる先輩の熱意に対し、当時の自分はキャパシティが追いつかず、「今は悪いところだけ指摘してください!」と生意気ながら先輩の指導方針に抗議したこともありました(笑)。
今振り返れば、その時期に綺麗なコードを書くことやGitを正しく使いこなすこと、そしてチーム内で齟齬をなくすためのコミュニケーションを徹底的に叩き込まれたことが、今の自分の確固たる土台になっています。
その後、1年目の後半にNFTマーケットプレイスの構築に携わり、Web3領域に触れました。流行のSolidityという言語を使ってスマートコントラクトの実装に挑戦したり、同期と2人でメインの実装を担当して先輩に監修してもらったりと、若手のうちから最新技術に触れられるワクワク感がありました。
2年目には、約20人規模のプロジェクトで大規模なソーシャルゲームのバックエンド開発に加わり、Go言語を経験しました。課金システムやアイテム交換、ガチャといった、まさに「ソシャゲの心臓部」の開発に携われたことは、エンジニアとしての大きな自信に繋がりました。自分が名前を知っているような有名プロダクトの開発に携われるワクワク感は、この仕事の醍醐味だと感じました。

エンジニアからPMへ。「作ること」の先にあるビジネスの成功
3年目からはPL(プロジェクトリーダー)、4年目からはPM(プロジェクトマネージャー)を任せてもらうようになりました。もともと活躍している先輩PMの方々への憧れがあり、自分も挑戦したいという想いを1on1などで伝えていたところ、チャンスをいただけたんです。
最初はお客さまとの対話を通じて要件や方向性を固めていく仕事の進め方に圧倒されました。エンジニア時代は「正しく美しいコードを書くこと」が正解だと思って、開発効率やパフォーマンスの最適化などを中心に考えていました。しかし、PMになってからは「お客さまのビジネスを成功させること」が真の目的であると強く意識するようになりました。
単に言われた通りに作るのではなく、要望の裏にある「本当に解決したい課題」を汲み取り、より良い実装方法や代替案を提案することを心がけています。例えば、要望通りに作ると工数がかかりすぎる場合、「その目的であれば、こちらの方が早く安く実装できますよ」とお伝えしています。自分の提案が採用され、リリース後にお客さまから感謝のお言葉をいただいたり、「次もぜひ安彦さんに」とバイネームで追加の相談をいただいたりした時は、エンジニア時代とまた違った喜びがありました。
また、案件では現場にPMが一人しかいないプロジェクトも多いため、プロジェクト運営の質をどう継続的に改善していくかという視点が欠かせません。自ら書籍や動画で学ぶだけではなく、現場での実践を通じてチーム運営の仕組み化を模索しています。例えば、より精度の高い工数見積もりを実現するために、過去の実績データを徹底的に活用する工夫をしています。単にタスクのステータスを追うだけでなく、「実際にその作業にどれだけ時間を費やしたか」という実績値を正確に記録・蓄積しています。これにより、「レビュー待ちで止まっていた時間」なども可視化され、次のリリースの際には、より現実的で精度の高いプロジェクト運営が可能になります。
こうした「どうすればもっとチームが円滑に回るか」という運用の改善案を、自分の裁量でどんどん試して仕組みに落とし込んでいけるのも、テコテックの良いところだと感じています。

メンバーの個性が輝く仕組みを作りたい
現在はマネージャーとして、組織運営にも携わっていて、メンバーとの面談も行っています。以前、自分がリーダーとしてマネージャーのサポートをしていた「修行期間」が1年ほどあったおかげで、スムーズに役割をこなすことができたと思います。事業部のメンバーの1on1を代行して行い、マネージャーに報告するといった経験を通じて、メンバーと接する感覚を養えたことも大きかったです。
マネジメントにおいて大切にしているのは、私のモットーでもある「是々非々」の姿勢です。年上のベテランエンジニアの方と面談することもありますが、相手のスキルを最大限リスペクトした上で、その力が発揮されるように組織としてどうサポートできるかを常に考えています。悩みや困りごとがあった際は、相手に率直に「教えてください」と聞くことも大切にしています。
単に組織の理念を押し付けるのではなく、一人ひとりの「やりたいこと」と「組織の方向性」をどう擦り合わせ、納得感を持って働いてもらえるかということは意識していています。当時の上司との1on1で学んだ「答えを教えるのではなく、本人が考える時間を作る」というコミュニケーションの取り方を、今の自分のスタイルにも取り入れています。
今後は、さらに大規模なプロジェクトを牽引できるPMを目指すと同時に、マネージャーとして組織の仕組みをさらに改善していきたいです。メンバー1人ひとりがキャリア形成と会社の成長が連動するために、自律的に改善を提案できる、そんな強いチームを作っていくことが、今の私の大きな挑戦です。

仲間と刺激し合うボトムアップの文化
テコテックの一番の魅力は、単に「技術力が高い」だけで終わらないところです。その技術をどう活かすかを全員で考えられる文化があるんです。例えば、社内の有志が集まって定期的に開催している「輪読会」なんかが象徴的ですね。
ここでは最新の技術書やトレンドを単にインプットするだけでなく、「この設計思想、今のプロジェクトに応用できないか?」と具体的に検討したり、現場で直面している課題の解決策をみんなで模索したりしています。役職も関係なく「より良いものを作るにはどうすればいいか」という一点で、フラットに意見が飛び交うのは本当に刺激になります。
私自身、PLをしていた時にチーム内だけで解決できない課題にぶつかったことがあり、その時に社内の輪読会に飛び込んで他プロジェクトの事例を聞いてみたら、それが解決の大きな突破口になった経験がありました。
このような環境は、私が就職活動の時に求めていた「切磋琢磨できるチーム」そのものだと感じています。周囲には仕事好き、勉強好きの仲間が多く、日常的な雑談の中からも新しい技術のヒントが見つかることがよくあります。普段はそれぞれが高い集中力でタスクをこなしている中で、誰かが困っていれば「どれどれ?」と自然に助け舟を出してくれるので、すごくバランスの良いチームだなと感じています。
また、自分たちが必要だと感じた仕組みをボトムアップで提案し、形にしていける柔軟さも面白いところです。例えば、私が取り組んでいる「プロジェクト実績の可視化による見積もり精度の向上」も、実はその一つです。現場で必要だと感じた改善案を自分たちで議論して、チーム運営の仕組みに落とし込んでいけるのは、エンジニアとしてのモチベーションに直結しますよね。
これからは個人の取り組みだけではなく、生産性の向上や新人教育といった組織全体の課題に対しても、もっと「仕組み」の面から貢献していきたいと考えています。

週末は「ライブ」でエネルギーをチャージ!
音楽のライブが大好きで、とにかく気軽に行けるようにと、去年下北沢や渋谷にアクセスしやすい場所へ引っ越しました(笑)。遠方の公演にも出かけ、アーティストを追いかけることもあります。
また、自宅では料理や筋トレなどの時間を楽しんでいます。最近は和食、特に汁物と焼き魚の組み合わせがブームで、家で料理する時間がリフレッシュになっています。
【とある一日の流れ】
- 10:30出社スケジュールを確認して、今日やることの整理から業務に入ります。
- 11:00プロジェクトの朝会プロジェクトの進捗確認や課題の共有をします。
- 12:00打ち合わせ準備クライアントとの打ち合わせで議論したいアジェンダをまとめます。
- 13:00昼食出社している社員の様子を伺い、ランチ仲間を探します。
- 14:00クライアントとの打ち合わせ要件のすり合わせや、作成中のシステムをレビューしていただきます。
- 15:00コードレビューリモートのメンバーと画面共有をしながら、修正方針を相談します。
- 16:00マネジメント業務メンバーのアサイン調整、1on1面談やチームメンバーのサポート・フォローアップなどを行います。
- 18:30輪読会/勉強会一人では読解が難しい書籍について、議論しながら理解度を深めます。
- 19:30業務終了終業後は趣味などでプライベートを謳歌します。