【育休対談】男性社員が語る仕事と育児の両立

テコテックでは男女問わず子育て中の社員も多く、フレックスタイム制や在宅勤務制度をうまく活用し、仕事と子育てを両立して活躍しています。会社としても育児休暇への理解を深め、子育て世代をサポートする環境を整えています。

今回は男性社員の育児休暇取得者も増えてきたことから、後に続く社員への参考のためにも、実際に育児休暇制度を利用した社員の二人に話を聞いてみました。

PROFILE

岡田
決済認証システム開発事業部 マネージャー育休期間: 2022年11月28日~2023年1月3日プロジェクトマネージャーとして複数のシステム開発案件の全体管理や、メンバーマネジメントを行う3児のパパ社員(6歳、3歳、1歳)
笠原
決済認証システム開発事業部育休期間:2023年1月9日~2023年2月6日プロジェクトリーダーとして、クライアントとのMTGや開発チームのスケジュール管理、メンバーマネジメントを行う1児のパパ社員(1歳)

INTERVIEW働きやすい環境や文化を伝えるためにも育児休暇取得をお勧めしました

Q:育児休暇のタイミングや取得のきっかけを教えてください
岡田育児休暇期間は2022年11月28日から翌年の2023年1月3日までで、子供が生まれてからほぼ1ヶ月間取得しました。私は3人目の子供が生まれたタイミングで取得したのですが、2歳と5歳の子がいる中で、新生児がもう1人加わると妻だけで子供3人の面倒を見ることになり、さすがに厳しいと思い、育児休暇を取得したいと思いました。私も妻も実家が関西なので近くに手伝ってくれる身内がおらず、育児休暇を取らせていただけないかと上司に相談しました。
笠原私は2023年1月9日から2月6日まで、産後パパ育休制度を使い約1ヶ月間取得しました。当時プロジェクトが一緒だった岡田さんに子供が生まれることを伝えたところ、「育児休暇を取ったら?」と助言をいただいたのがきっかけです。
元々育児休暇取得は考えていなかったのですが、先に育児休暇を取得していた岡田さんから色々とお話を聞いたことで育児休暇取得することにしました。
岡田マネージャーとして、普段からできる限り皆さんに働きやすい会社・環境と思ってもらいたいですし、実際に自分たちでそういう雰囲気を作っていくべきだと思っているので、育児休暇取得を勧めました。

祝福の声やメンバーの応援により、安心して育児休暇に入ることが出来ました

Q:上司やメンバーの反応、引継ぎはいかがでしたか?
岡田部長に相談したところ、休むことに関しては寛大に受け入れていただきました。それよりも育児休暇の間、収入が減ることを心配してくださり、有給を使って1ヶ月くらい休む選択肢もあるという助言をしていただきました。不安を持って相談しましたが、想像以上の反応があり前向きに検討することができました。
部下やプロジェクトメンバーの反応は、仕事の心配よりも子供が生まれることを祝福してくれる声の方が多かったです。実際はプロジェクトが円滑に進むのかなどの不安もあったと思いますが、「休んでください!」といった感じでみんな応援してくれました。
引継ぎは、自分が育児休暇を取得している間も現場が円滑に回るように、プロジェクト進行については、1ヶ月くらい前から事前に少しずつメンバーに業務を分散して担当してもらえるように段取りを行い、マネジメント部分では、同じ部署のマネージャーの皆さんに相談をして整えていきました。
笠原私が育児休暇を取得したタイミングは岡田さんの後だったこともあり、育児休暇を取りやすい雰囲気だったと感じています。チームのメンバーに相談した際も「全然いいよ!」と言ってもらい、タスクも快く引き受けてもらえたので、安心して育児休暇に入れました。
育児休暇に入る一週間くらい前に、新しいPMの方が中途入社されたので、その方にも業務全般を説明し、プロジェクト進行に支障が出ない形で引継ぎを完了させました。
Q:育休取得によるキャリアへの影響や不安はありましたか?
岡田男性が育児休暇を取ることで評価が落ちるというようなことは全く心配していなかったですし、実際も影響はありませんでした。元々業務に対して正当な評価をしてもらえているので、そのようなハンデが付くという懸念はなかったです。
笠原私はまだ入社してから5か月というタイミングでの取得だったので、「こんな新参者が育児休暇を取っていいのか!?」という考えが少しよぎりました。とはいえ、岡田さんから育児休暇取得を勧めていただいたという背景や、周りから初めての育児に対する応援の声もあったので不安はなかったです。

子供のお世話はもちろん、奥さんの負担を軽減するよう寄り添うこと

Q:育児休暇中はどのように過ごしていましたか?
岡田普通に家のことをしていたらあっという間に一日が終わっていました。私の主な担当は上の子2人のお世話だったので、朝子供を起こしてからご飯を食べさせて、保育園に送っていました。当時5歳と2歳だったので、なかなかこちらの言うことは聞いてくれないですし、子供もそれぞれ準備のペースも違うので支度にはかなり時間がかかりました。毎日悪戦苦闘し、バタバタしながら準備を終えて保育園へ送り出していました。
日中は多少余裕ができるかと思っていましたが全然そんなことはなく、妻と分担して掃除や買い物など家事をしたり、一番下の子供のお世話をしているとすぐに夕方になり、上の子の保育園のお迎えに行っていました。夜ごはんの準備をしてから食べさせて、お風呂に入れてから寝かしつけをして・・・という一連の流れをこなしていると、あっという間に一日が終わっていました。本当に1ヶ月間休みを取ったのだろうか?と思うくらいとても毎日慌ただしく忙しかったです(笑)。
笠原私も育児休暇期間は一瞬で過ぎ去ったのでほぼ記憶がないです(笑)。唯一覚えているのは、子供が夜泣きで3時間毎に起きるのですが、朝方泣いてから寝るまでは私が対応していたことです。その時間奥さんには違う部屋でゆっくり休んでもらい、負担がかかりすぎないよう心掛けていました。
岡田今の話を聞いて、笠原さんには本当に育児休暇を取ってもらって良かったなと思いました。私はテコテックに入社する前に1人目が産まれたのですが、結構忙しい職場にいたので、奥さんに「もっと早く帰ってきて」と言われてもなかなか帰れなかったり、さらにその年の12月には生後1ヶ月の子供がいるのに忘年会に5回も行ったらしく、「あなたはあのとき5回も忘年会にいったんだからね」と未だにに言われて恨まれてます(笑)。
産後の恨みは一生残るらしいので、私と同じ轍を踏まずに奥さんに寄り添うことができたようなので、本当によかったなと思います。
Q:育児休暇から仕事への復帰はスムーズでしたか?
岡田私の休み中も業務はスムーズに回っていたようで、復帰時はみんな暖かく迎え入れてくれました。うまく引き継ぎができたというより、みんながよくやってくれたという感謝の気持ちでいっぱいです。
笠原私の復帰時は、参画していたプロジェクトが育児休暇に入る前よりも少し落ち着いた状態ではありましたが、やることはまだまだたくさんあったので、「よく帰ってきてくれた!早速これ頼む!」みたいな感じでしたね(笑)。復帰直後のキャッチアップやタスク処理でスケジュール的にもタイトな状況でしたが、なんとか無事にリリースすることができました。

家族をより一層大切に、仕事とのバランスも意識するように

Q:育児休暇取得前後での変化はありましたか?
岡田育児休暇を取ったことで、家庭内のタスクがとても多いことに気付けたので、妻に負担をかけないよう、仕事と家事育児のバランスを取らなきゃいけないと強く思うようになりました。
出勤前は朝ごはんの用意から片付けまでを行い、その他にもできるところはなるべくやるようにしています。夜も残業が多くならないように、今まで以上に効率的に業務を進めることを、より意識するようになりました。
笠原育児休暇をきっかけに家族との時間をより一層大切にするようになりました。今は子供と接することがすごく楽しいです。育児休暇から復帰した後もリモートワーク中心なので子育てはしやすい環境です。フレックスタイム制なので時間の面でも融通が利き、仕事と家庭の両立を、バランスを取りながら柔軟にできていると実感しています。
ちょうど先日子供の1歳の予防接種のために有給を取得したのですが、休みも取りやすく、子供に関する小さな非日常にも立ち会えることがすごく嬉しく、ありがたいなと思っています。こうやって子供のイベントに付き添えるのも、あとどれくらいなんだろうとしみじみ感じています。
Q:今はどのように仕事と子育てを両立していますか?
岡田朝子供3人を起こしてご飯を食べさせ、保育園に連れて行くのが私の役割になっているので、見送りから戻ってから始業しています。保育園のお迎えの時間は私がまだ勤務時間中なので、妻が行っています。
そのあとは、分担してご飯の準備や、子供たちにご飯を食べさせてから片付け、一緒にお風呂に入って、寝かしつけまでやっています。18時以降は子供が保育園から帰ってきて家の中がにぎやかになってしまうので、できるだけそれ以前に業務を終えられるように早めに始業するようにしています。
笠原私も朝ご飯を一緒に食べてから始業しています。また子供の昼食の時間に合わせて私も休憩を取り、一緒に食べるようにしています。
夜は仕事が早く終わればお風呂に一緒に入ったり、寝かしつけをしたり、できるだけ一緒に過ごす時間が作れるように頑張っています。
Q:他の社員から育児や育児休暇の相談をされたら、どんなアドバイスをしますか?
岡田私は育児休暇取得を検討しているのなら取ったほうがいいよと伝えたいですね。また育児休暇中のアドバイスとしては「奥さんのことを大事にケアしてください。寝かせてあげてください。」と言いたいですね。ちゃんと夜に寝かせてあげることが大事なんですよ。寝れないと誰でもきついと思うので。奥さんをケアしながら、子供と向き合う時間を大切にしてほしいと思います。
笠原まずは育児休暇を取りたいのであれば取った方がいいと思います。育児休暇期間中は子供に目が行きがちですが、奥さんの精神的なケアがとても大事だと思ったので、ぜひ奥さんを大切にしてあげてくださいと伝えたいです。

いかがでしたでしょうか?
近年、育児休暇を取得する事例が増えてきていることから、仕事と育児の両立に不安を抱えている方も多いかと思います。インタビューにもあったように、当社では上司から育児休暇取得を勧められたり、周りのメンバーからも快く応援をしてもらえたりと、子育て中の社員への理解があり、会社全体でサポートする風土があります。
また、制度面でもフレックスタイム制や在宅勤務制度、半休制度、育児時短勤務等、子育てをしやすい環境が整っており、安心して働くことができます。

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※内容、所属、役職はインタビュー当時のものです