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【2026年】導入実績も紹介:レジャー施設の人手不足・アナログ管理から脱却。施設運営を最適化するDXのアプローチとその優先順位とは?

2026-07-24

日本のレジャー産業の市場規模は、2019年の約72兆円から、コロナ禍の2020年には約55兆円まで激減しました。しかしその後に急激なV字回復を遂げ、最新の2024年実績でコロナ禍前を上回る75兆円を突破し、2026年現在も拡大しているとみられます。訪日外国人旅行消費額においても2025年には9.4兆円規模に達するなど、外部環境はかつてないほどの追い風にあります。

しかし、この追い風を受ける現場では、需要の拡大に対して「現場の人手」の供給能力が圧倒的に不足している「構造的ジレンマ」が顕在化しています。スタッフ不足により稼働制限やサービス品質の低下を余儀なくされるケースもあり、人手不足はもはや一時的な課題ではなく、「それを前提条件としてどう運営するか」を問われるフェーズへと突入しています。

今回は、持続可能な施設運営に必要なDX(デジタルトランスフォーメーション)のアプローチを、統計データや実例を交えてご紹介します。

<この記事でわかること>

  • データで見る、人手不足の実態と現場への影響
  • レジャー施設に必要なDXのアプローチパターンとよくある失敗
  • 有名レジャー施設のDX成功事例
  • 施設ごとに最適な「DXアプローチ」の見つけ方と優先すべきこと

「採用」できても解決しない?統計で読み解く人手不足の構造変化

サービス業全体を覆う採用難は、もはや一過性の波ではありません。「求人を出しても応募がない」「採用してもすぐに辞めてしまう」といった悩みは、一部の施設に限った話ではなく、産業全体の構造的な供給制約となっています。

東京商工リサーチ等の調査によれば、2025年1月から10月までの累計で「人手不足」を要因とする倒産件数は323件に達し、前年同期比で約3割増加。調査開始以来、初めて年間300件を超える過去最多のペースで推移しています。特筆すべきは、倒産の主因が「求人難」から、今いるスタッフが辞めてしまう「従業員退職型」へと変質しており、その件数は前年同期比1.5倍に急増している点です。

厚生労働省のデータにおいても、宿泊業・飲食サービス業の「欠員率(常用労働者数に対する未充足求人の割合)」は6.1%に達し、全産業平均の3.6%を大きく上回るワースト1を記録しています。
これは、100人のスタッフが必要な現場で、常に6人以上の穴が開いている状態を意味します。

※レジャー施設は政府統計上「宿泊業・飲食サービス業」や「生活関連サービス・娯楽業」等の区分に分散して計上されるため、本記事では業態として最も近い「宿泊業・飲食サービス業」のデータを参照しています。

さらに、現場を支える非正社員の不足割合に至っては、旅館・ホテル業界で59.0%という極めて高い水準にあります。条件が悪ければ働き手がすぐに他へ移るという労働市場の変化は、もはや対岸の火事ではありません。

流動性の高い非正規雇用に依存するレジャー施設において、「人海戦術」で質を維持する限界が近づいていると言えるでしょう。

人手不足とデジタルの不備による、サービス低下と機会損失

現場では、まず受付やチケット確認、問い合わせ対応といった「こなさなければならない業務」に人員が取られますが、人手が不足している状態だと、本来力を入れたいおもてなしや案内、施設環境の維持などに手が回らず、顧客体験(CX)の低下が起こり得ます。繁忙期には受付や入場に対応しきれず、来場機会そのものを取りこぼすことにもつながりかねません。

また、人員不足を補うための「スポットワーク(単発アルバイト)」の活用も定着していますが、これらはあくまで一時的な対症療法です。スポットワークでは毎回異なるスタッフへの教育コストが既存社員の負担を増やし、接客品質やホスピタリティの一貫性も保ちにくくなります。中長期的には施設ブランドの毀損リスクも孕んでいます。

「現場が適切に回らない」→「顧客満足度が下がる」→「スタッフが疲弊して辞めていく」という負のスパイラルを断ち切るために、「時給を上げて募集を増やす」という従来の手法は通用しなくなってきており、他社との消耗戦に陥るだけです。

追い打ちをかけるのが、Web予約時の「デジタルの壁」による損失です。入力フォームの複雑さや決済手段の少なさは予約完了直前の離脱を招き、本来得られるはずの利益を逃す大きな機会損失となります。

解決へのアプローチ:人とデジタルの「役割分担」とDXの段階的推進

深刻化する人手不足と機会損失を打破し、持続可能な運営を実現する鍵は、人とデジタルの「役割分担」を再定義することにあります。

窓口受付やチケット確認など「人が必ずしも介在しなくてよい業務」はデジタルに任せ、人的リソースの消費を最小化する。捻出されたリソースは、ホスピタリティや顧客体験(CX)向上といった「人にしかできない付加価値業務」に集中させる。この役割の再編こそが、今求められているDXの本質です。

経済産業省が示すDXレポート等によれば、DXの推進には以下の3つの段階があります。

  • 1段階目:デジタイゼーション(データのデジタル化)
    紙の帳票やアナログデータをデジタルデータに変換する段階です。
    たとえば、紙のチケット台帳をExcelに移行する、来場者数を手書きではなくシステムに入力するといった対応がここに当たります。情報管理の効率化が主な目的です。
  • 2段階目:デジタライゼーション(業務のデジタル化・効率化)
    デジタル化されたデータを活用し、個別の業務プロセスをシステムで自動化・最適化する段階です。
    たとえば、チケット販売をオンライン化して窓口業務を削減する、入場ゲートをQR認証に切り替えるといった対応です。業務効率の向上とヒューマンエラーの削減が主な目的になります。
  • 3段階目:デジタルトランスフォーメーション(ビジネスモデル変革)
    デジタル技術とデータを組み合わせ、顧客起点の新たな価値を創造する段階です。
    たとえば、来場者データを横断分析して個別最適化されたプロモーションを自動配信する、複数施設の販売・運営データを統合して経営判断に活用するといった取り組みが含まれます。

留意すべきは、「紙をなくす」といった1段階目の対応だけでは、深刻な運営課題を根本的に解決できないという点です。レジャー施設が取り組むべきは、業務プロセスを効率化・最適化し、人的リソースの価値を最大化する「2段階目・3段階目」への踏み込みです。

DXを成功に導くアプローチパターン

失敗を回避し現場の制約を突破するためには、施設の運営規模や課題の深刻度、現場の意向に応じた適切なアプローチが不可欠です。

【アプローチパターン1】施設の運営モデルそのものを最適化する
〜システムを現場の運用都合に合わせ、構造から刷新する〜

「運用フローが極めて複雑」「施設のブランド世界観を維持したい」といった固有の事情を抱える施設に有効な手法です。長年培われた独自の業務フローを汎用パッケージに合わせようとすれば、かえって混乱を招きかねません。このアプローチでは、システム側を現場の運用に合わせて最適化します。全てをデジタル化・無人化するのではなく、現場を深く把握した上で「運営モデルそのもの」の最適化を図ります。

【アプローチパターン2】「今ある運用」を維持し、チケット販売部分のみを最適化する
〜販売チャネルの切り替えにより、手数料削減や販促の自走化を図る〜

課題の主眼がチケット販売にあり、「大規模なシステム改修やオペレーション変更は望まない」という施設にマッチしたアプローチです。既存の運用フローはそのまま、販売チャネルのみを効率的な体制へ切り替えます。管理の手間を削減して「マイナスをゼロ」にした上で、直販比率の向上やデータ活用による販促で「利益をプラス」へ転換させることを目指します。

【アプローチパターン3まず課題の整理から始める
〜何から着手すべきかを明確にし、DXの方向性を定める〜

「課題感はあるが、どこから手をつけるべきかわからない」「システムの老朽化が進んでいるが、何を優先すべきか判断できない」といった状況にある施設に有効な手法です。いきなりシステム導入に踏み切るのではなく、まず現状の業務課題を整理し、最適なDXの方向性を見定めるところから始めます。

「DXの壁」よくある失敗要因

ただし、DXは万能ではありません。施設の状況に合わないアプローチを取れば、かえって現場の混乱を招くリスクがあります。レジャー業界で特に陥りやすい失敗要因を5つ挙げます。

  • 目的不在のツール導入
    デジタル化そのものが目的となり、本来解決すべき業務課題の解消や顧客利便性の向上が置き去りにされるケースです。目的が見失われると、システムが現場に定着せず形骸化します。
  • 現場の巻き込み不足
    現場の業務フローや慣習を無視してトップダウンでDXを進めると、従業員の反発を招きやすくなります。特に対面接客の価値を重んじる文化が根強い施設では、現場との合意形成が不可欠です。
  • データ連携のサイロ化
    予約システム、POS、顧客管理(CRM)などがそれぞれ独立して導入され、データが分断(サイロ化)されている状態です。情報が一元管理できなければ、データに基づいた経営判断はできません。
  • ベンダーへの丸投げ
    必要な検討や判断までベンダーに任せきりにしてしまい、自社にノウハウが蓄積されないケースです。これでは状況の変化に応じた自律的なシステム改善ができなくなります。
  • コストとリソースの負担
    初期導入費用や継続的な運用コストが想定を上回り、費用対効果が見合わずに計画が頓挫してしまうケースです。

これらの失敗を回避するためには、単にツールを導入するのではなく、「自施設の運営モデル」と「解決したい課題の優先順位」を正しく見極める必要があります。

では実際に、これらの壁を乗り越えた具体的な事例とソリューションをご紹介します。

テコテックが手がけたDXの成功事例

テコテック(弊社)では、レジャー施設が直面する「DXの壁」を突破するため、施設の規模や運用形態に合わせた柔軟な支援を行っています。ここでは、実際に弊社のソリューションを導入し、運営の最適化を実現した事例の一部をご紹介します。

鴨川シーワールド 様
レジャー施設向けチケット販売管理システム『RAP』の導入およびカスタマイズ開発を実施。パートナー企業との連携により、「自動ゲート」「チケット発券機器」「入園管理システム」など、システムからハード導入に至るまで一貫して提供いたしました。

神戸須磨シーワールド 様
チケット販売管理をはじめ、公式ホームページ、施設専用アプリ、デジタルサイネージなど煩雑になりがちな様々なコンテンツを管理画面上で一括管理。入館ゲート連携を含む仕組みの導入により、コストパフォーマンスを高めたスムーズな施設運営を可能にしています。

ネスタリゾート神戸 様
プールエリアの有料席チケットやオプション追加、セット券など幅広いバリエーションの販売に対応。複数施設を横断した販売・運営データの統合管理に加え、手作業による配布を無くす「デジタル整理券」の仕組みを導入し、現場の混雑緩和とスタッフの業務効率化、ユーザー体験の向上を同時に実現しています。

イオンラウンジ 様
会員専用のくつろぎ空間「イオンラウンジ」の予約・入場管理システムの構築と店頭受付用iPadアプリを開発。専用アプリ(iAEON)からの予約や混雑状況の可視化により、お客様の利便性向上と店舗スタッフの業務負担軽減に貢献しています。

トランポリンパーク・トランポランド 様
トランポリン専用アミューズメント施設にテコテックのチケット販売管理システムを導入し、オンラインでの事前チケット購入とQRでの現地認証を実装。現場の管理者に最適化された柔軟なチケット販売機能により、スムーズな入場管理を支援しています。

その他、公開しているレジャー施設への導入実績はこちらからご確認いただけます

<DXの段階に当てはめた成果の整理>
1段階目:紙チケットの発行・回収・集計をデジタル化し、紙・手作業から脱却。
2段階目:オンライン販売・QRによる自動入場、ハードウェア連携で窓口・改札業務を削減し、販売・入場データの一元管理で業務を最適化。
3段階目:複数施設・複数コンテンツのデータ統合と顧客データ活用による、データに基づく経営判断と収益・顧客体験(CX)の向上。

これらのDX事例を実現した「施設の運営モデルを最適化」

規模や業態は異なっても、現場の運用に合わせてシステムを最適化することで成果を上げています。これらの事例で共通して採用されているのが、テコテックのソリューションである『RAP -ラップ- 』です。

レジャー施設向けチケット販売管理システム『RAP -ラップ-』

『RAP』は、DXの1段階目(データのデジタル化)から3段階目(ビジネスモデル変革)までを一気通貫でカバーするソリューションです。前半で触れた「スタッフ不足による入場管理の負荷」「データが分断されて経営判断ができない」といった課題に対して、以下の機能群で応えます。

【DX 1~2段階目に対応】チケットのオンライン化と紙・手作業からの脱却

直販サイトでのオンラインチケット販売やQRによる自動入場により、紙チケットの発行・回収・集計といったアナログ業務を解消。施設情報のCMS管理にも対応し、イベント時間の変更や臨時休業などをリアルタイムに更新・発信できます。

【DX 2段階目に対応】現場業務とハードウェアを統合する連携力

入場ゲート、自動券売機、POSシステム、デジタルサイネージに至るまで、施設ごとのオペレーションに最適化した一気通貫の連携を構築。ベンダーとの協力体制で、インターフェース設計やテストを綿密に行うことで安定稼働を実現します。

【DX 3段階目に対応】来場者の体験価値(CX)をアップデートする先進機能

QRや顔認証によるスムーズな入退場管理に加え、マップ表示やプッシュ通知を備えた施設専用アプリの提供により来場者のエンゲージメントも高めます。

【DX 2〜3段階目に対応】データの一元管理とコスト構造の最適化

販売、入退場者数、売上データをリアルタイムに一元管理・モニタリング可能。複数施設にも対応でき、チェーン展開の統合基盤としても機能します。
決済手数料を必要最低限に抑える設計により、売上連動型の汎用SaaSと比較して、5年間でのコスト削減が見込めるシミュレーションも提供可能です。

施設ごとの「現場の理想を具現化する」開発思想

  • 開発プロセス自体が業務コンサルティング
    開発チームが現場の業務フローを深く理解するための対話を重視し「今の業務にどのようなシステムが最適なのか」を要件定義の段階から一緒に考え、現場の声を丁寧に汲み取ります。このような伴走型のプロセスを経ることで「現場で本当に使えるシステム」となるように尽力しております。
  • 「まるで自社開発」を叶える仕組み
    ゼロからの開発ではなく、ノウハウの詰まった『RAP』のパッケージをベースに必要な機能だけをカスタマイズすることで、コストパフォーマンスと柔軟性を両立させます。
  • 「UI/UX」へのこだわり
    ITリテラシーに関わらず現場で誰でも直感的に使える設計を追求し、教育コスト低減やオペレーションミス防止に繋げます。
  • 段階的なDX推進も可能
    将来的な拡張性を備えており、最初はチケットシステムから開始し、将来的に機能を段階的に追加していくといったフェーズを分けた構築にも柔軟に対応し伴走させていただきます。

基本機能などの詳細はRAPの紹介ページからご確認いただけます

『今ある運用』を維持し「チケット販売部分のみを最適化」

一方で、既存のオペレーションを大きく変更せず、迅速にチケット販売の手数料削減と施設が自立して収益を上げるための「自走支援」をするのが『チケチョク』です。

チケット直販管理システム『チケチョク』

前半で触れた「Web予約のデジタルの壁」や「外部サイトへの手数料依存」といった課題を解消するために設計された、販売・分析・販促のサイクルを「サクッと一本化」するソリューションです。現場の負担は最小限に、販売数は最大化に特化しています。

  1. 最短3ステップでの「即日デジタル化」
    複雑なチケット販売設定を、わずか3ステップで登録完了。マニュアル不要のわかりやすいUIにより、導入初日から現場の管理コストは最小限です。
  2. 現場判断を加速する「データの可視化」
    売上や来場者属性を、会議資料レベルのダッシュボードで即座に把握でき、リアルタイムな数字に基づいた迅速な経営判断をサポートします。
  3. 販促を自走させる「一気通貫サイクル」
    「販売→分析→販促(CRM)」を一つのシステムで完結。来場者の傾向を掴み、即座にターゲットメールを送るといった集客の自走化を実現します。
  4. 手数料削減による「収益構造の改善」
    外部サイトへの依存度を減らすため、直販サイトの活用で直販比率を高めて手数料を大幅にカット、利益率の高い運営への転換を強力に支援します。
  5. 現場負担ほぼゼロの「スモールスタート」
    大規模なシステム改修のリスクを負わず、既存の運用を活かしたまま着手可能で「利益向上」の成果が目に見える形で積み上げていけます。

基本機能などの詳細はチケチョクの紹介ページからご確認いただけます

DXの第一歩「何から着手すべきか『わからない』を解消」

ここまで、RAPとチケチョクという2つのソリューションをご紹介してきました。しかし実際の現場では、「課題感はあるが、どこから手をつけるべきかわからない」「システムが老朽化しているが、何を優先すべきか判断できない」といった声も少なくありません。
そうした施設に向けて、テコテックではDX推進の入り口となるレジャー施設向けBPRサービスを提供しています。

DX推進パートナー『レジャー施設向けBPRサービス』

まず施設が抱える業務課題に寄り添い、課題の整理と解決の方向性を一緒に見出すサービスです。『RAP』の導入支援で培った現場主導のノウハウをベースに、ここまでにご紹介した導入事例を担当した経験豊富なプロジェクトマネージャーが以下のような課題に対応します。

  • 業務が属人化しており、特定の担当者しか対応できない
  • システムの老朽化が進んでいるが、何から手を付けるべきかわからない
  • ベンダーに任せきりで、社内にノウハウが蓄積されていない
  • 日々の運用に追われ、新しい企画や業務改善に着手できない

テコテックが目指すのは、「システム導入をすること」ではなく、「施設のDX推進を成功に導くこと」、そのためのパートナーです。まずは無料の業務アセスメントからスタートし、現状の課題を整理した上で、どのような支援が可能かを具体的にご説明します。

支援体制などの詳細はレジャー施設向けBPRサービスの紹介ページからご確認いただけます

テコテックが「DXソリューション」を提供し続ける理由

テコテックのDX支援の原点は、大規模アミューズメント施設向けの決済システム開発にあります。「簡単に決済するとは何か」という本質的な問いから始まった私たちの挑戦は、コロナ禍を経て、非接触型チケットシステムや予約・在庫管理といった機能へと進化を遂げました。

社会の変化に合わせて刻一刻と形を変える、現場の切実な課題に即応する意義を感じ続けてきたからこそ、「気づき、考え、作る」のサイクルを回し続けてきたのです。

世の中に一つとして同じ現場がない以上、DXの正解も決して一つではありません。だからこそ「理想を構造から形にするRAP」、「既存の運用を活かして販促の自走を支えるチケチョク」、そして「何から始めるべきかを一緒に整理するレジャー施設向けBPR」という、性質の異なる3つのアプローチを用意するに至りました。

私たちは単なるシステムベンダーではなく、変化し続ける社会の中で、お客様の施設が「どうすることが最適解となるのか」という観点で考え、課題と優先順位を共に見出す伴走パートナーでありたいと考えています。

まとめ:優先すべきは「何を選ぶか」の前に「自分たちの現状」を知ること

ここまで、施設運営を最適化するDXアプローチをご紹介してきました。DXの失敗の多くは、ツールの良し悪しではなく、「現場の都合」と「導入するシステム」のミスマッチから起こります。
 
優先すべきは、システムを入れること自体を目的とするのではなく、自施設の体力・文化・課題の深刻度といった「現状」を正しく見極め、それに最適なアプローチを選択することです。今回ご提示した3つのアプローチを一つの指標とするならば、検討の基準は次のように整理できます。

  • 既存の運用や世界観を守り、時間をかけてシステム側を現場に合わせて作り込むパターン
  • スピードを優先し、完成されたシステムの型を現場に乗せて早期改善を図るパターン
  • そもそも課題の整理から始め、何を優先すべきか一緒に考えてほしいパターン

自施設に合ったアプローチを正しく選択することが、DXを単なるツール導入で終わらせず、労働力不足やアナログ運用、予約時の離脱による機会損失などの課題を解決するための武器へと変えます。
今回の内容が、2026年以降の市場環境においても揺るがない、施設運営の「最適解」を見つける一助となれば幸いです。

テコテックでは、施設の様々な状況・フェーズに合わせて、既存の運用を尊重しながら根本的な業務改善にも対応する『RAP』、スピーディーな導入を実現する『チケチョク』、まずは課題の整理から一緒に考える『レジャー施設向けBPR』と、すべての最適解を提供できる体制を整えています。
「自施設にはどのようなアプローチが適切か?」といったご相談からでも承っておりますので、以下のお問い合わせよりお声がけください。



筆者:TECOTEC++blog編集部

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