
事業推進部 広報
トラック製造工場からIT業界へ──未経験からのスタート
「大学へ行くよりも早く働いて稼ぎたい」という気持ちが強く、高校卒業後、地元にあるトラックメーカーの製造工場に新卒で入社しました。仕事内容は主に力仕事で、PCに触れる機会はほとんどありませんでした。
製造工場で7年ほど働くなかで、「このまま定年までここで働いていていいのだろうか」と将来を考えるようになり、「30歳までに何か新しいことに挑戦したい」という思いが徐々に強くなっていきました。ちょうどそのタイミングで、テコテックに勤めていた友人から「うちで働いてみないか」と声をかけてもらったのが転機でした。
当時テコテックでは、バスケットボールのソーシャルゲームアプリ『NBA Dream Team』を開発しており、バスケやNBAに詳しい人を探しているという話でした。私は中学から社会人までずっとバスケットボールを続けていたこともあり、「好きなことを仕事にできるなら」と思い切って転職を決意しました。元々ユーザーとしてそのアプリを楽しんでいたこともあり、自分の経験を活かして、より多くの人に魅力を伝えたいと思いました。
入社当初はPCスキルがほとんどなく、「電源ボタンってどこですか?」というレベルでした(笑)。それでも先輩社員の丁寧なサポートと、あたたかい職場の雰囲気に支えられ、すぐに環境に慣れることができました。
ゲームプランナーを経て培った経験が今でも活きている
最初に任されたのは、『NBA Dream Team』のプランナー業務でした。ユーザー視点を活かしながら、イベントのコンセプト設計や登場選手の選定、カード化する写真の選定、ステータス設定などを担当していました。自分の知識や経験がゲーム内の要素として反映され、実際にユーザーに楽しんでもらえることは、大きなやりがいでした。
プランナーとして特に学んだのは、「強みや魅力をどう伝えるか」ということです。
このイベントの魅力は何か、登場する選手の特徴はどこにあるのか、写真の迫力なのか、それともステータスの個性なのかなど、そうした“見せ方”を常に意識し、いかにユーザーにわかりやすく伝えるかを考え続けていました。
この経験は現在の仕事にも通じています。相手に魅力を伝える視点や、情報を整理して伝える力は、自分の仕事の土台になっていると感じます。
その後、3〜4年ほどプランナーとして経験を積んだのち、「せっかくIT企業に勤めているのだから、ゲーム以外のもっと幅広い業務にも携わってみたい」と考え、自ら希望して現在の事業推進部へ異動しました。

幅広い業務経験によるステップアップ
事業推進部では、企業のコーポレートサイトやイベントサイトなどのWeb制作に関するディレクション業務を中心に、既存クライアントのWebサイト保守・運用を担当していました。
加えて、契約書のドラフト作成や請求処理など、バックオフィス寄りの業務にも携わり、幅広い領域の経験を積むことができました。
現在は広報として、テコテックのコーポレートサイトや採用サイトの企画・更新をはじめ、プレスリリースの発信、SNS運用、メディア対応、展示会出展、自社広告の運用など自社の情報発信に関わる業務全般を担っています。
また、クライアントワークとして引き続きWebサイト制作やSEO施策にも携わり、社内外の両面から幅広く業務を行っています。
事業推進部へ異動してからは、「自社を外へ発信する役割」と「裏から支える役割」の両方を経験できたことで、視野が大きく広がりました。これまでの経験すべてが、自身のステップアップにつながっていると感じています。

テコテックがどう見られるかを常に意識
広報の仕事で一番やりがいを感じるのは、自分の発信が会社の認知につながったと実感できるときです。プレスリリースでPVが増えたり、企業の方からお問い合わせをいただいたり、自分の仕事が人々に届いたと感じる瞬間は嬉しいですね。自社ブログ「テコテック++blog」でも、公開して間もない記事が多くの人に読まれ、発信したものが誰かに届いていることを実感できます。
特に嬉しいのは、お客さまから「こんなこともやっているんですね!」と声をかけてもらえるときです。自分たちの仕事が会社の事業を知ってもらうきっかけになっていると感じられることが、大きなモチベーションです。
広報として仕事をする上で、私が特に大切にしているのは、「自社がどう見られるか、どう受け取られるか」を常に意識することです。誤解のないよう、正確に、そして魅力的に情報を伝えることを心がけています。
これから目指すのは「テコテックという会社をもっと多くの人に知ってもらう」ことです。クライアントへのアピールはもちろんのこと、社員のご家族や友人に「すごい会社で働いているんだね」と言ってもらえるように、広報としてできることを、一つひとつ積み重ねていきたいと考えています。

10年以上勤めて感じるテコテックの良さ
社員数は入社当時の40名から今では約200名と大きく増えましたが、当時と変わらず社員同士仲が良いのがテコテックの魅力ですね。お花見や納涼祭などの社内イベントや、ランチでのちょっとした交流、勉強会やライトニングトークのような知識共有イベントなど、自然にコミュニケーションが生まれる文化があります。優秀なエンジニアが多い一方で、個人の力に頼るのではなく「チームで成果を出す」意識が根付いている点も特徴的だと思います。
私は週に2〜3日程度出社しますが、意識的に会社全体の雰囲気や状況を感じ取るようにしています。出社中の雑談から案件の動きや誰がどのチームで働いているかを知ったり、執務室での他部署のやりとりを見たりすることで、会社全体でどんな取り組みが必要かを考えることもあります。こうした視点は、社内広報としても大切だと感じています。
テコテックに向いているのは、「サービス精神を持って動ける人」だと思います。依頼をそのままこなすだけでなく「ユーザーやクライアントにとって本当にこれでいいのか?」「もっとこうすればより良くなるのではないか?」など、そういう視野の広さや考え方を持てる人なら、きっとここで活躍できると思います。
未経験から入社してここまでキャリアを広げられた私自身の経験からも、テコテックには挑戦を受け入れ、成長できる環境があります。新しいことに踏み出したい方には、ぜひ一緒に働いて欲しいですね。
休日は好きなバスケでリフレッシュ
休日は、サブスクで映画やドラマを観て過ごすことが多いです。会社の人とバスケ観戦をしに行ったり、バーベキューやSUP(スタンドアップパドルボード)、スノーボードなどに行くこともあり、公私ともに職場の人たちにはお世話になってます。
最近は、週1回バスケットで体を動かすことができているので、良いリフレッシュになっています。数年のブランクを経てバスケットをした際に、アキレス腱の断裂を経験してしばらくリモートワークをせざるを得ない状況になってしまったことがあるので、皆さんには運動をする際は準備運動をしっかりしてと伝えたいですね(笑)。

【とある一日の流れ】
- 10:30出社にて業務開始まずは1日のスケジュールを確認しつつ、Slackやメールを確認して必要に応じて返答をしていきます。
- 11:00Webサイトなどの数値確認コーポレートサイトや採用サイトの前日のセッション数・PV数、運用中の広告パフォーマンスなどをチェックします。
- 12:00お知らせ配信業務サイトのお知らせや採用ページの更新があった際は、SNSでの投稿や、全社Slackチャンネルへの周知も行います。
- 13:00昼休憩コンビニで軽く済ませることが多いですが、出社しているメンバーとランチに行くこともあります。
- 14:00原稿作成・確認サイトに掲載するお知らせや活動報告記事などの文章を作成したり、内容の確認・校閲を行います。
- 16:00更新作業の依頼準備エンジニアやデザイナーへ更新依頼を行うための原稿整理や指示書の作成を行います。
- 18:00更新作業依頼MTG更新作業に関わるメンバーとMTGを実施。Slackだけでは伝わりづらい細かい調整や意図をすり合わせ、スムーズに進行できるようにしています。
- 20:00退社業務を終えたら、バスケ関連のポッドキャストを聞きながら帰宅します。